奥行きを表現する
本から学んだ事⑤
大きな「F値」はピントの合う範囲が広く、
小さな「F値」はピントの合う範囲が狭い。
ベッカー(※本に掲載されている写真家)は、風景写真家で、気候変動の影響に文字通り“焦点を合わせた”写真を撮っています。
彼は絞りを絞り込み、被写界深度を深めています。
遠くまでシャープに見せることが風景の広大さと細部の情報を伝えるのに役立っています。~
絞りを絞り込みほどにカメラに入る光量は減ります。つまり、明るい昼間であっても、その分だけシャッター速度を遅くしなければならないということです。そのため、手ブレを防ぐ三脚を用意しておきましょう。
本には手本になるような写真が載っています。
自分の作品に参考になるようなものがあるか探してみましたら、過去のものほどF値を考えていな写真が多いことに気がつきました。
上のメタセコイア並木は絞り優先のF10で撮影しているので割と奥までピントが合っています。
反対に悪い例ですが、こんな写真。
大きな建物なので全体的にピントを合わせたいところですが、調べたら絞り優先のF3.8で撮影しています。
3年ほど前の写真ですが、絞りの使い方をわかっていない例ですね・・・(汗)
昔は背景をボカすためにF値を小さく(開放)にするというバカの一つ覚えのように考えていてパンフォーカスとかあんまり考えていなかったようで・・・
最近は少しは頭を使うようになってきました(笑)